ワイン樽の中で寝てみない?つぐみ横丁・ライン川クルーズ – ドイツ –

ドイツのクリスマスマーケットの記事が続いて、もはや我が家のケビントから~という主旨から脱線しつつありますが…
まだまだあるんですよ、蔵出しのドイツ情報が!
というわけで引き続きドイツの旅にお付き合いください。

今回、記しておこうと思うのはライン川クルーズの思い出です。
ライン川に観光で来たなら、必ず下船するであろう”リューデスハイム(Rüdesheim am Rhein)”。「ラインの真珠」と呼ばれる、小粒ながらも美しさが詰まった町です。

その中でもさらに可愛らしさが凝縮している小路「つぐみ横丁(Drosselgasse)」が有名ですが、ここにある”Hotel Lindenwirt”というホテル内で、なんとワイン樽の中に宿泊できるのはご存知でしょうか?
通常の部屋の他に、ワイン樽を改造した、コンパクトながらも寝台とくつろぎスペース+バストイレを備えた部屋が6室(6樽?)、ホテルの中庭に並んでいるのです。

ただしこの部屋は、所謂ブッ●ングcom的なサイトからは予約できません(今はどうかな?2018年当時はできませんでした)。
私はホテルに直接メールで問い合わせて申し込みました。ドイツ語か英語どちらだったか失念しましたが、「●月●日、ワイン樽の部屋が空いていたら予約したい」の旨をGoogle翻訳した文を送るだけですワイン樽の部屋=”Weinfass-Zimmer”で通じるかと。
(ちなみに私は海外旅行は好きですが、英語力はたぶん英検2級すら落ちると思われるレベルです。それでも何とかなります?)
調べてみたら、現在は99ユーロ/1名で泊まれるっぽいです。朝食とワインの試飲とディナー、ケーブルカー往復チケットも付いているようなので、多少の狭さが苦にならない方ならかなりお得なのではないでしょーか?
まるでおとぎの国に来たようでワクワク!自分がワインの葡萄になって、熟睡ならぬ熟成された気分で一夜を過ごすことができました。
もちろん、寝る前には存分にリューデスハイムの街を楽しみましたよ。
11月後半、クリスマスマーケットがちょうど始まった週だったので、まずはグリューワインで乾杯。
普通はグリューワインは赤が定番ですが、ここリューデスハイムはリースリングワインの生産が盛んな街。リースリングと言えば白が有名なので、グリューワインも白を出しているお店が多く、もちろんそれをいただきました。
ワイン箱やワインの瓶で作られたツリーなども飾られていましたよ~

くりぬいたパンにスープ(シチュー的な)が入った”Suppe im Brot”も美味しかったなー

クリスマスマーケットをひとしきり堪能した後は、つぐみ横丁の名ワイナリー”Philipp”さんで、追いワイン(笑)とラインガウ料理に舌鼓!
翌日はワイン畑一望のケーブルカーに乗ったり(クリスマスマーケット時期は残念ながら枯れてますが)、貴腐ワイン専門店でお土産の1本を選んだり(親切な日本人オーナーのお店もありました!)、まさに身も心も全身がワインに醸された旅となりました!

ちなみにライン川クルーズ、3月~12月まで運行していますが、確か11月以降は便が減るので注意!12月になると”クリスマスマーケット限定便”なるものが出ていました。
ライン川の古城に泊まるのもいいけれど…ワイン樽での一夜、オススメです!

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